心臓の病気と一口に言っても、心筋梗塞、狭心症などの冠動脈疾患(心臓の周りの血管が狭くなったり通らなくなってしまう)、脈がゆっくり打ったり早く打つ不整脈や、脈のテンポが一定しない不整脈、突然の急変が予想される不整脈などがあります。心筋梗塞といえば痛みですが、痛みの感じ方は人それぞれ違うので、痛いと思うところや痛みの特徴は様々です。例えば、心臓が火箸でつかまれるようだとか、歯が痛い、肩が痛い、みぞおちが痛い、背中が痛いなどといった具合です。生活習慣の改善(禁煙、食習慣や肥満の改善、血圧・脂質異常・尿酸・血糖の管理など)をして発症を予防するのはもちろんですが、一度発症したら迅速な対応が必要になります。当院では急を要する場合も連携病院と即座に連絡をとって専門的な検査・入院をしていただけるよう、紹介させていただいております。また不整脈を治療したあとは、逆紹介していただき、日ごろは当院で通院していただきながら血圧・脂質異常のコントロールを、数か月や年単位で定期検査・診察のために連携病院に通院をしていただくことも可能です。
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当院の一般内科では、発熱や嘔吐、咳、痰、鼻水、喉の痛み、腹痛、などの急性症状から、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病をはじめとする慢性疾患まで、これまでの臨床経験を活かし、幅広く診療いたします。
当クリニックでは、予防接種として主にインフルエンザを始めとするワクチン【肺炎球菌・4種混合(百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ)・B型ワクチン・BCG・MRワクチン(麻疹・風疹)・水痘・日本脳炎・おたふく・Hib】接種を行っております。
これら以外の予防接種については、別途ご相談ください。
予防接種は、細菌やウイルスなどの病原微生物からつくったワクチン(抗原物質)を接種することによって免疫をつけ、特定の病気に罹りにくくするほか、たとえその病気になったとしても軽くて済むように行われます。
また、感染症の流行を阻止する(集団免疫)という目的もあります。つまり予防接種は、「自分のため、そして周りのみんなのため」に受けるものです。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。同ウイルスに感染すると1~3日くらいの潜伏期間を経て発症し、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気などの全身症状が現れます。併せて普通の風邪と同じように、喉の痛み、鼻水、せきなどの症状も見られます。
毎年少しずつ性質を変えるインフルエンザウイルスは、異なるタイプが流行しますので、それに対抗するためにも、予防接種は毎年行う必要があります。
接種してから効果が出るまでに約2週間かかるインフルエンザワクチンですが、その効果は約5ヵ月間持続します。日本の場合、例年12月~翌3月頃にインフルエンザが流行していますので、毎年12月中旬頃までに接種するのが望ましいと思われます。